あまりの生理痛の重さ＆PMSのしんどさに耐えかねて、ここ数年は低用量ピルを服用しています。私の体にはとっても合ったようで、受けた恩恵は計り知れません。以前にも記事にしました。
今回はそのピルを使って、生理日の移動をしてみましたよ、というお話です。なんでそんなことをしたかというと、旅行と生理日がガッツリかぶったから。しかも旅行の眼目はシュノーケリングと温泉。いや…それはちょっと…ということで、人生初の整理移動にチャレンジしました。以前からピルで生理移動ができるというのは知っていたのですが、 よくわからないので病院に行ったら看護婦さんが教えてくれて診察なしで終わった。普段から飲んでいると処方も必要ないですしね。
ピルについてよく知らない人もいると思うので、まずはピルの簡単な説明を。私が飲んでいるのはマーベロン２８という低用量ピルです。２８というのはお薬が２８粒あって、それがワンクールだよという意味。そのうちの２１粒がホルモン剤で、残りの７粒は偽薬です。偽薬を飲んでいる（日にちをカウントしていれば飲まなくてもOK）期間（＝休薬期間）に生理が来て、１シート全て使い終わったらまた新しいシートに入ります。超雑な写真と説明をどうぞ。
この写真ですと残り１回分でホルモン剤は終わり、翌日分から偽薬になります。このまま偽薬を服用してしまうと生理になってしまうので、偽薬は飲まずにそのまま置いておき、新しいシートの１粒目を飲み始めます。で、旅行などの生理を避けたい予定が終わったら、残しいていた偽薬を飲み始めると生理がくる、という塩梅です。飲みかけのシートはそのまま取っておくと、使用期限以内で生理をずらしたい時にまた使えます。このやり方は後に遅らせるパターンで、前にずらす、早めるパターンもあるらしい。でもそっちはちょっと難しくて、遅らせるほうが簡単だと聞きました。確かに簡単だったし、戸惑うことなくできました。遅らせるのは１週間までというのが目安だそう。まあ体のリズムを人為的に動かしてるわけですしねー。
というわけで、７月末から８月頭にかけて、いざ生理移動をば。体調悪くなったりしないかな？と一抹の不安を抱えたまま臨みましたが、かなりハードな旅程だったにもかかわらず影響は感じられませんでした。１日だけ「ん？胸が少し張ったか？」と思うような時がありましたが、シュノーケルでガンガン泳いだ日だったから単純に筋肉痛な気がするな…全行程が終了し休薬期間に入ったらいつも通りに生理が来ました。生理痛等も特段変わりなく、本当に通常営業だな！という感じ。人によってはもしかしたら変化があるのかもしれませんが、とりあえず私は何も起こらず無事終了しました。
スポーツの女子選手で大会と生理が重なってしまって記録が出なかった、というのはまだ割とよくある話だそうです。もちろんピルを飲むことで副作用が起きる可能性もあるし、なんでもかんでも誰でもいつでも、というわけでは絶対にないのですが、取りうる手段の一つとして広く認識されるようになればいいなと思います。自分も学生の頃に知っていたら助かった場面があったなあ。もしどなたかのご参考になれば幸いです。
