タイミングを逃す。遅きに失する。スピード感が無い。機を失う。まあ、ぬりかべがやけにフッ軽で流行を追いかけるっていうのもちょっと怖いと言えば怖いですが。
瞬足はこっちだ。俊足。
話が逸れましたが、掲題の通り「何を今更と言われること間違いなしアイテムを遅ればせながらやっとこさ使いましたよ、やっぱり良いですね」という記事です。
セレクト基準
みんなが良いと言っていた
この「みんな」と言うのは、ベスコス受賞・インスタ投稿・Twitterの口コミ・友人知人の評価など、ありとあらゆるものを幅広く指します。なんかよく見かけた、褒めている人が多い物。
使ってみて何らかの良さを感じた
すごく人気だったけど、使ってみたら何だかいまいちだったな……というものは除きました。何がどのようにいまいちだったのか、逆にどんな人にはおすすめなのかを上手に説明できるならまだしも、後者はなかなか難しい。リピするかどうかはわからないけれど(なんせ世の中には魅力的な商品が沢山あるので)、買ったのは間違いじゃなかったかなと思えるものだけにしました。
プチプラ
プチプラという言葉が一体いくらまでを指すのかは定かではないですが、シカペアクリーム以外は2,000円以内の物に絞りました。絞りましたとか偉そうなことを言っていますが、プチプラ冒険に精を出していたというだけの話です。
コスメ編
キャンメイク クリーミータッチライナー02
まずは衝撃のなめらかさのこちらから。粘膜に描くのも楽勝、それでこの価格はすごい。キャンメイクすごい。減りが早いらしいですが、毎日使うわけではないのでまだ実感できていません。まあいかにも減りが早そうな描き心地ではあって、「スルッと描ける」を超えて「ヌルッと描ける」に近い気がする。これは褒めています。
色味の参考までにフィジシャンズフォーミュラと比較してみました。キャンメイクの方が黄味の強い茶色、フィジシャンズ略はグレーがかってるかな。
ちゃんとスウォッチした偉いと思いながら箸方の化粧落としでくるくるしたところ、下のフィ略は消え去った一方でキャンメイクはしっかり残りました。
二兎を追うものは一兎も得ずなんて嘘ですね、描きやすさも持ちも両立できるとキャンメイクが示してくれました。お前らもっと貪欲になろうぜというメッセージでしょうか。こちらはうい様もとい国籍不明美女さま情報に基づき購入しました。
oui-kokusekifumei.hatenablog.com
人気なものには訳がある、というタイトルにあまりにも納得してしまい、この記事のタイトルの付け方に苦労しました。
エテュセ ラッシュバージョンアップ
こちらも恐らく耳タコのアイテムでしょう。なんで今まで手を出さなかったかというと、メイクの工程が増えるのが嫌だったからです。じゃあなんで今になって使うようになったかというと、メイベリンのマスカラの救済措置のためです。質感は好きなんですけど、持ちに難ありでしてこの方。
コーム型で塗りやすく、液が黒なので良い意味で目立ちません。何よりメイベリン単体だと落ちに落ちるカールがキープされます。まつ毛(というか眉毛含む顔の毛)が強靭なのでまつ毛アイテムに機能性は大して求めずに生きてきたのですが、お役立ち製品の魅力に開眼しました。いやー、ラッシュってバージョンアップするんだねー、知らなかったー。めちゃくちゃどうでも良いですがコームを容器から取り出す時の「ジュッ」っていう音が好きです。誰かわかってください。
オペラ マイラッシュアドバンスト
お湯落ち×セパレート×繊維無し、ナチュラルを愛する人の全てが揃ったマスカラ。
ベスコス受賞しまくってたらしいですが全っ然知りませんでした。多分目が節穴です。繊維が無いのに長くなるし、洗顔してるうちに気付けば落ちてるし、かといってメイク中に落ちてしまうことは無いし、ケチをつけるところが特に見当たりません。ボリューム重視派や目元にインパクト党には別の選択肢があるかもしれませんが、自分は盛り耐性が無いのでこの程度が丁度良い塩梅です。
rom&nd JUISY LASTING TINT(LITCHI CORAL/APPLE BROWN)
韓国コスメってスキンケアと比してそこまで惹かれなかったのですが、これは何故かかなり初期から気になっていた。
スウォッチが下手過ぎて我ながら引きましたが、例によって左が妹(ブルベ冬)、右が私(イエベ秋)です。各色二段目はティッシュで拭き取り。あと、今ふと思い立ってセルヴォーク09との比較もやってみました。似てるかなーと思って。
全然違ってて笑いました。なんの比較にもならなかった。それはさておきロムアンド。相当気に入りました。気に入りましたよ私は。そりゃツヤだの色出しだのの各評価項目でこれより上の物は沢山あるのでしょうが、総合得点で勝利なんですよね。ティントだから持ちが良い。発色が良い。色味も良い。乾燥しない。手に取りやすい価格。なんなら口紅の重ね塗りも楽しめる。もうこれでいい気がする。向こう一年は多分これで満足してる。ありがとうロムアンド。ありがとうプチプラ。出会うべくして出会ったティント。我がPC的にはアップルブラウンに拍手喝采万歳三唱なのですが、ライチコーラルも気分が変わるので悪くないです。妹はライチコーラルなら自分も使えそうだと言っていた。そう、言い忘れてましたが甘い匂いがかなりします。なんせ鼻の下に付けるので結構香ります。割と慣れてきましたが、最初はちょっとびっくりしました。妹は好きと言っていたので人それぞれです。
余談ですが、クレンジングしたら割と簡単に色が落ちた私に対して、妹はかなりしつこくクレンジングしても色が残りました。
こういうのも個人差あるんですかね?単に白いから目立つだけか?いきなり全然関係ない話しますけど、最初ライチコーラルじゃなくてリッチコーラルだと思ってました。綴りが全然違うのに何を見ているんだろうか。何も見ていないんですねきっと。もしくは脳が働いていないか。シナプス仕事してー。
あーまた順調に文章が長くなってきた。このティントを使う上で一点気をつけているのが衛生面です。グロスによくあるブラシ系チップなので、唇に塗ったものをそのまま戻すのはちょっと躊躇う。というわけで、やや面倒ですがスパチュラに出して指で塗っています。
嘘をつきました。これはスパチュラではなくアイスのスプーンです。スパチュラより小さくて持ち運びに便利。いや、ちゃんと買いに行きます。買いに行きますから。ハウスオブローゼで売ってるのも知ってるから。まだ買ってないだけだから。
スキンケア編
Dr.Jart シカペアクリーム
良い良いと聞いていたシカペアクリーム。先にも引用したうい様も「いいよ〜♡」と言っていたので、すぐに買いました。Qoo10で初めて買ったのがこれ。
あと少しでなくなります。これだけ2,800円くらいしたのですが、よく使ったから許してくださいませ。
塗ってすぐに効果を実感するようなアイテムではないし、何がどう良いとも言えないのですが、なんとなーく手が伸びるんですよね。「肌荒れに効いた!」と絶賛する方もいらっしゃるのですが、私の肌荒れが内奥からくるタイプだからかよくわからなかった。でも、気付くとスキンケアの最後に塗っている……クリームの類は大体がどれだけ少量にしても塗った後にベタっと油な感じがしてしまうのですが、これは沢山塗っても触った感じが嫌じゃないんですよ。不思議と。悪くないと思えるクリームは珍しいです。
CNP プロポリスアンプルミスト
年末頃から突如として乾燥を知覚し、春先には焦燥感を覚える域にまで悪化していたので保湿ミストという新カテゴリのアイテムを購入しました。マスクって一見保湿されるように思えますが、吐息の水蒸気で肌表面が濡れる→マスクを外した時に肌の水分もろとも蒸発するため実際には乾燥が進んでしまうんですよね。摩擦もあるし、息苦しいし、早くマスク着用から逃れられますように。これすなわち全人類の平和と安寧を祈ることである。
さて、ミストの話。個人的な使い方としては乾燥が気になった時にマスクを外して、メイクの上から吹きかけています。ミストと言っても所謂「ただの水」系だと保湿感が感じられないのですが、こちらは保湿を目的としたものなので普通にしっとりする。ミストが細かくて、顔に噴射しても水滴が残らないのも良い。調子に乗ってシューシューすると顔がびしょびしょになるものの、歯磨きしている間に落ち着くので特段問題にはしていません。はちみつ系のやや独特な甘い匂いを感じるので、このあたりは好き嫌いが分かれるかもしれないですね。
成分的にもっと上位なものは沢山あると思いますが、手頃な価格で手頃に保湿できるので合格ラインだと判定しました。スキンケアの見直しが大前提なことは百も承知なのですが、大幅なテコ入れの前にちょっとこう、ほら、なんかイージーなところで案外簡単に解消されちゃったりしない?みたいな甘い見通しを持ったりとかしません?完全にそれです。CNPはアンプルが一番有名なので、いずれ試してみようと思っています。ピーリングブースターも賢者が良いと言っているのをよく見かけます。賢者、枕詞かのように美容って付くようになりましたよね。ここ数年で。別にそれに対して何らかのネガ/ポジな印象を持つわけではないですが、こうして言葉の組み合わせとか幅って広がっていくんだなあと思いながら眺めています。これを書きながら聖者の行進が頭の中で流れてたんですけど悲しいかな違う。聖者と賢者は違う。
Qoo10で買う時に気を付けていること
今回の記事の後半でご紹介した韓国系アイテムはQoo10で購入しました。最近ようやっと使い方がわかってきました。別に使いづらい訳ではないのですが、慣れるまで時間がかかった。意識的に新しい物に触れていかないと加速度的に老いますね……
Qoo10内に公式ショップがあるブランドは問題ないのですが、今回ご紹介したようなプチプラブランドは見当たらないことが多かったです。また、Qoo10は偽物が多いと聞くこともあって、お店選びには少しだけ気を使っています。でも本当に少しだけ。
評価とレビュー
単純ですが、口コミ数が多くて評価が高い物。多けりゃ良いというものではないですが、まっとうなやりとりが蓄積されているというのは事実なので。
プラス商品はいったん除外
所謂「PR商品」というやつです。見分け方はこちらのサイトでご確認ください。
PR商品でも良いものはあるので「いったん」としました。比較したうえで買うことも普通にあります。
発送国の確認
これは念のため。韓国、もしくは日本ならまあ大丈夫かなと思っています。
とまあ、こんな感じのレビュー記事となりました。皆様はそんなのとっくに知ってるよ!状態かもしれませんが、目元で小回りが利くお悩み解消系アイテムはプチプラが強いと実感しました。使い切る快感に囚われた身かつ片付けが極端に苦手で物を増やしたくない身(長い)としては、気になったところでホイホイ買える値段でもホイホイ買えないのがちょっとねー、やっぱり遅きに失するよねー(ここで再びタイトルに戻る)ですが、今後は意識して色々とチャレンジしていこうと思います。別れあっての出会い……
それにしても思いのほか書くのが大変でした。知ってはいたけれど、つくづく物のレビューに向いていない。説明が下手。でも懲りずにやります。それでは。