昨夏にPD診断を受けファッナチュに相成った訳ですが、今回は自PDへの理解をより深めるためにお買い物同行をお願いしました。今回はそのレポート記事になります。ご興味ある方はお付き合いくださいませ。
同行の概要
松重初先生のアフターフォローサービスとしてお買い物同行のプランがあり、一緒に診断を受けた友人と一緒にお願いしました。
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要望や予算によって行く場所や時間はご対応くださいますが、今回は２時間で新宿のルミネを回ることに。幅広いお店を見られるのでこのコースを選択する方が多いんだそうです。伊勢丹まで足を伸ばすなら＋１時間必要だと思います。
ちなみに私と友人のスペックはこんな感じ。
私：PDファッナチュ、PC秋スト冬ビビ、骨格ナチュストMIX、顔タイプキュート
友人：PDナチュフェミ、PC秋春ウォーム、骨格ナチュ（ウェーブ診断歴あり）、顔タイプクーカジュ
昨夏の診断時の様子はこちら。
今回は私の同行メモを中心に、ちょこちょこ友人の似合っていたものも差し挟んでいきます。全体的な流行りとしては「ファッショナブル受難、ナチュ無双」だそうで、友人に合うものはじゃんじゃん見つかる一方で私向けのものはそこまでの数はありませんでした。きびし〜！
なお、耳タコかと思いますが、似たスペックでも似合うものが同じとは限りません。あくまで「ふーん、この人はこれが得意なのね」という参考程度にお願いします。また、写真は同行で実際にお薦めされたアイテムを、公式通販サイトをスクショしました。どうしても探せなかったものやよく見かけるテイストのものについてはその旨表記した上で似たものを載せています。
【ざっくりした方向性】
まずは大枠から述べるとします。
ドレッシー、フォーマルなもの。カジュアルなものは色でインパクト
フォーマルはスーツでなんとなく「不得手じゃないっぽいな」と思っていました。ドレッシーはよくわかんないけど。で、カジュアル。私の味方だと思ってたけど、飼い慣らす必要があるようです。色という手を使って。
Mila Owen（ミラ オーウェン）公式/オフィシャル通販サイト
確かにこの青は結構インパクトありますね。個人的には青みがかかってるものには（たとえそれが秋の青であろうと）「お〜苦手」という印象を持ってしまうのですが、どうやら乗り越えるべき壁のひとつのようです。これは袖がゆったりしているところも良いとお聞きしました。
PCを外してもインパクトがあれば良い
秋色が似合うのは勿論なのですが、とにかく目を引く色であればイケるとのことでした。同行中も「これは冬の緑なんだけど大丈夫」と言われました。まあ私が2nd冬ビビなのもあるとは思いますが、華やかさの足し算が必要なPDであることを考えると自分以外のファッショナブルの人にも共通して言えるのかもしれません。ファッショナブルの人は黒に負けないってよく聞きますし、色にあまりとらわれずにチャレンジするのが吉かも。
極端なものが得意、シンプルなものはとことんシンプルに。
これも特に写真はないのですが、目玉になるアイテムを際立たせるための引き算と言ったところでしょうか。私がやりがちなのは全部シンプルにまとめて終わり！華ナシ！みたいなやつなので、手持ちのシンプル服を生かすためにも気合を入れて盛りアイテムを選び取っていく必要があります。この極端さはこの後の記事でいくつも出てきますので乞うご期待。
布をたっぷり使う華やかさ
Twitterでファッナチュの相互さんが「ポンチョはいけるんだよな」と言っていて「マジ…？自分では手に取らないな…」と思っていましたが、初先生お墨付きでした。私の理解の浅さよ。
MUSE de Deuxiéme Classe | ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス オフィシャルサイト
ポンチョってなんだかやけに可愛らしいイメージが自分の中にはあって（異なる診断を挙げるのもどうかと思いますが顔タイプキュートっぽいというか）、未だに半信半疑。でも似合うと言われたので、折角だしそのうち試着してみようと思います。まあナチュなこともあって民族っぽいのが得意なことを考えると普通に大丈夫なんでしょうが、思い込みってありますよね〜。イエベ秋だからマットが良いみたいなね。（イエベ秋だけどツヤが大事な人のつぶやき）
どこかにどーんとボリュームがあるもの
これは後述する「襟問題」「袖問題」とも関連していますが、アクセントをしっかり置けということだと認識しています。メリハリを効かせる、と言えばより伝わりやすいかな？コントラストや極端、強弱という表現にも通じるものがありますね。先述した極端というのも近いかな。こうやって言葉でイメージを掴んでいくとともに、それを表す語彙を増やすことはすごく大切だと思います。特に、人に理想を伝える時に。これは結婚式×イメコンへの記事を跨いだ布石です。
【似合うアイテムの特徴】
襟が大きい物
突然ですが、私には顔タイプキュートの呪いがあって、一緒に同行を受けた友人にはクーカジュの呪いがあります。顔タイプを貶めるわけでは全くないのですが、顔とトータルの印象（PD）に乖離がある私たちにとってはかなりの強敵でして。イメコンを嗜む人ならナチュフェミ×クーカジュやファッナチュ×キュートの受難が想像できるはず…これで顔がソフエレやクールだったらどれだけ簡単だったことか。
話が横にそれましたが、何が言いたかったかというと「襟が大きいもの＝大人顔」という先入観があったんですよ。でも、初先生はルミネエスト地下で突然立ち止まりこれを指さすわけです。「似合う」と。
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まずですね、これは襟が大きいとかいう範疇ではない。襟がコートの実体と評しても過言ではありませんね。でも先生と友人には「着たら着れちゃうから」と言われました。うそーん…時間の問題で試着してないのがちょっと心残りではあります。劇的ビフォアフになったかもしれない。
もう少し身近というか、普段使いしやすい感じだとこれが挙げられました。
おお、これなら心理的ハードルが低めです。色も深みがありつつも華やかで良いですね。ちなみによく手に取りがちなチェスターは、形は良いけど襟が小さいものが多いとのことでした。
コートは膝を隠す長さ、丈が短いならボリューム
コートの長さはまあそれはそうですよねという感じです。自分でも長けりゃ長いほどいいんじゃワシは、位に思っています。でもね、それだと自転車に乗れないんですよ。無理して乗ってたこともあるんですけど、車輪やペダルに巻き込んじゃうからお洒落云々の前に危険。で、「丈が短いものはどんなのなら…？」とお尋ねしたところ、ボリュームを出せとのことでした。しかし、ボリュームと言ってもそんじょそこらのボリュームじゃないのが極端が得意なファッショナブル。
これくらい思い切るのが必要なんだとか…しかしこれも襟がデカい。胸から上が全部襟。でも確かにこれだけ大きければ、他のアイテムとの「差」はつけやすいなと感じました。この差というのもひとつのキーワードな気がしますね。落差というとネガティブなイメージがありますが、メリハリやアクセントなどと方向性としては似通っているように思います。
柄ボトムにチャレンジしよう
基本的には「柄よりコントラスト派」なのですが（このへんはまた後ほど詳しく触れます）、「ボトムは柄全然オッケー！似合う！」とのことでした。
私には珍しく大正解！お薦めされたのと完全に一致です。やったね。
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これなら普通の黒ボトムと同じテンションで履けそうです。光沢感も良さげ。同行中に「前から絨毯みたいな柄のやつが欲しいんですよね」と呟いたら、「似合うよ！絨毯っぽいの似合う！」とのことだったので、私は概念としての絨毯を身に纏う女として生きていこうと思います。そして、これくらい攻めててもいいって。
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これはあれですね、仏画。
私は絨毯もしくは仏画テイストなんだな。話が横道に行き過ぎたので戻しますが、意外なところだとチェックもいけるんだとか。
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ポンチョ同様、チェックも顔タイプキュート的なイメージがあって自分ではまず手に取らないんですよね。多分顔タイプキュートの激震を乗り越えるためにキュート向きのアイテムを見まくった時にキュートイメージが脳裏にこびりついちゃったんだと思うんですけど、コントラストのしっかり効いたチェックなら問題ないんだとか。ちなみにナチュフェミの友人は「馴染む色合いのチェック」を薦められていました。際立ちのファッナチュ、馴染ませのナチュフェミ。まあ考えてみたらチェックって直線の組み合わせなので、柄そのものとしては決して不向きではないんでしょうね。
バッグは金具の持ち手◎、大きい柄◎
診断時に「クロコとか型押し！パイソンも良い」と言われてからというものの、血眼になって理想の鞄を探していましたがなかなか巡り会えないまま本日に至っています。クロコって高級感があるからか、小ぶりでカチッとしたデザインのものが多いんですよね…私はゆるっとしたデカいのが欲しいの！でも無い！と騒いでいたら、今回選択肢を広げて頂きました。金具の持ち手など、インパクトがあれば小さくても良いそうです。それならちょこちょこ見かけるのでいけそう。ちょっとしたお出かけの時に使う小ぶりのバッグが欲しいので、その観点でまた探し直してみようと思います。
あと、目に入った瞬間「これは私向きですね、わかります」となったのがこれ。
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デカくて直線模様、そりゃいけますわな〜という感じ。私は金属のビカビカした感じにまだかなりの苦手意識があるので、こういう方が手に取りやすいです。なんていうか、ほら、成金っぽい下品さと紙一重じゃないですか…妙に安っぽくなったりとか…上品でパンチが効いてるのって難しいですよね。
これはちょっと寄り道話なんですけど、ナチュフェミの友人がこういう小ぶりなファーバッグをおすすめされていて、これまためちゃくちゃ似合ってたんですよ。
で、「うわ〜これ私は絶対『違う』わ」と言いながら半分ネタで持ったら、「ちょっと預かってるって感じ」（by友人）になって笑いました。個人的な似合ってる似合ってないの判断基準として、服を試着して試着室から出てきた時に「家から着てきたみたいだな」と感じたら似合ってる、というのがあるのですが、その逆が「借り物もしくは預かり物に見える」なんだな〜と思うなどしました。
ナチュラルはフリンジ得意
まあこれは改めて言うようなことでもないですが…フリンジはいいですよね、動きもあるし表情が生まれるし。これは試着しましたが、試着する前から似合うのがわかっていました。
ただ、色が落ち着いているのでこれ単体だともう一声〜！となりますね。それこそボトムを革のロングスカートにするとか、カラーパンツを持ってくるとか、工夫は必要そうです。
袖コンシャスも得意
もうひとつ、こちらの良い点は袖にボリュームがあること。どこかにボリュームがあるものが得意なので、袖コンシャスもイケるそうです。袖コンシャスでよく見るのって、例えば白ブラウスのバルーンスリーブとかじゃないですか。もちろん要素の組み合わせによるんでしょうけど、概して丸みと甘さがあって、私向けじゃないな〜と感じていたんですね。ただ、それをボリュームというアクセントと捉えれば、そこまで不得手ではないのかもしれません。ボトムを締めることは求められそうなものの、あまり食わず嫌いをせずに手に取ってもいいのかなと思いました。
レザーはなんでもござれ
私は革製品が大好きなんでこれはかなり嬉しい。相思相愛。表革だけでなくスエードも◎だそうで、少しマイルドにしたい時はスエード素材を取り入れても良いかもしれません。ただ、スエードは中間色が多い印象なので（おそらく素材の柔らかさ的に柔らかい色が合わせやすいのだと思う）、なんだかんだ言って表革が中心になるような気はしています。型押しの靴や鞄が欲しいな〜。
スクエアトゥ、ローファー似合う
ちらりと靴の話が出たので続けて。これもフリンジ同様に察していましたが、やはりスクエアトゥやローファーは得意だそうです。スクエアトゥは足の形的にも向いているので（かねまつでパンプスのオーダーした時に言われた）、歩きやすさと似合うが両立しているのは助かりますね。少し話はそれますが、靴も鞄同様に金具が付いていたり型押しだったりするものをお薦めされました。
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これは私からの数少ないアドバイスですが、こういう盛り靴で手頃な価格のものを探すならRANDAへ行きましょう。
私はランダを見かける度にさらっと目を通します。あそこサイズ展開も豊富で、デカ足人間に優しいんですよね。シューズクリップも結構色々あるので、シンプルなパンプスにデザインを足すのいう選択肢も用意してくれています。
【柄・厚み・生地感のOKライン】
ここ！ここです私が解明したいと思っていたところ。先立ってボトムなら柄OKが判明しましたが、じゃあどんな柄なら良いのか。厚手が良いとは言うけれど、クソ暑い夏に地厚なものはそもそも売ってない。このへんの「キワ」を知りたかったんですよね。
柔らかさや直線感や厚みよりも、華やかな色やゴージャスな生地感、艶感が優先される
結構な長い文章を見出しにしてしまいましたが、要するに「華やかな感じがあれば大丈夫」みたいです。柔らかい生地苦手！曲線っぽいのは避ける！薄手NG！と思い込んでめちゃくちゃ幅が狭まり、何も買えるもんがねえ！みたいになっていましたが、それはあまりに近視眼的というか視野狭窄に陥っていた模様。全ての条件を満たす必要があるわけではなく、「薄手だけど光沢感があってゴージャスだからOK」「フレアが少し入っているけど華やかな色でインパクトがあるからOK」のように条件を満たせば着こなせるものが想像以上に多いようでした。
また、色の濃さやシャープな印象があれば、テロテロな生地感でも大丈夫なんだとか。確かにジャケットやスーツのインナーはどうしても薄手のものが多いですが、自然とシャープなものを選んでいたため特段違和感なく着用することができていました。
とはいえ。とはいえ厚みも個人的には重要で、ペラペラなものはど〜しても苦手意識があるんですよ。今回手に取る物の幅を広げるために先生は色々とご提案くださっていたと思うのですが、それでも薄い物を着た時のしっくりこなさが凄い…同行時は先生含めて３人とも骨ナチュというレアな組み合わせだったんですけど、必要な厚みが全然違ったので一口に骨ナチュと言っても相当幅があって。初先生いわく「布の厚みは骨の厚みと関係している」とのことで、私（ナチュストMIX）→初先生（ナチュ）→友人（ウェーブと診断されたことがあるナチュ）の順で厚みが必要でした。先生の仰る通り薄手の生地でも自分が思うよりは大丈夫なのでしょうが、それでも元々の肉体が厚みを求めていることも事実なので、特にボトムスは地厚×華やかなものを選んでいきたいなと思います。
自然を連想させる、余白と直線のある柄
この「自然を連想させる」というのは、たとえばボタニカル柄。フラワーではなくボタニカルなのは、PDナチュラルだと茎や葉っぱなどの直線要素があった方が良いそう。また、ギチギチに敷き詰められた柄ではなく、余白のある柄が得意なんだとか。確かに抜け感というナチュラルのキーワードからしても、あまり詰まっていないほうが良いのは想像に容易いですね。この柄はどちらもクリアしています。
AKIRANAKA（アキラナカ）通販｜返送料無料で試着もできるファッション通販サイト【STRIPE DEPARTMENT】
リラクシーな感じでお洒落上級者っぽい。自分じゃ選ばないテイストです。こういう「何も知らなかったら手を出さないけど、お薦めされたことによって選択肢が増える」のって新しい扉開いてる感じがしてすごく好きなんですよ。よく目にするイメコン批判では「着たいもの着りゃいいじゃん」論がありますが、結局は主体としてどう知識を使うかなんですよね。人間生きている限りは着るという行為からは基本的に逃れられないわけで、それをどのように豊かなものにしていくかは人それぞれな訳であって。私は自分一人では踏み込めなかった場所へと背を押してくれるものとしてイメコンにはこれからもお世話になる所存です。もちろん危険予知的な意味合いも大いにありますね。
人によってイメコンに求めるものとか診断後に得られたものは異なると思うんですけど、個人的に一番大きな収穫は「大事故が回避できるようになった」ことかなと思う。パーフェクトを叩き出すのは難しくても、ちょっとした注意の積み重ねで居心地良く日々を安全運転で進めるというか…
— かべ (@kataru_kabe) April 15, 2021
そう考えると有能な地雷探知機のようなイメージなのかもしれないですね…無知ゆえに「これは地雷であろう」と思っていたものも「大丈夫だよ！これは実はとっても便利なルンバっていう機械です」って教えてくれるみたいな…
気を抜くとすーぐ話が逸れる！柄問題に戻ります。トップスだとこれまたムルーアでお薦めされたものがありまして。
先述したようなナチュの抜け感は無いのですが、これは毛足が長めで境目がぼやぼやっとしてるので良いのだとか。以前バナリパで買ったノルディック柄のダボっとしたニット（所有する唯一の柄物）が似たような感じなので、きっとあれは正解なんだな。
【感想】
ここからはつらつらと感想をば述べさせて頂きます。
買い物同行までがPD診断
お買い物同行をお願いして初めてわかりましたが、PD診断を受けただけで完璧に落とし込むのはなかなか難しい気がします。もちろん診断時に概要は教えて頂けますしざっくりした方向は掴めるものの、やはり実物を前に解説を聞くと一気に理解が深まりました。厚み・色・柄の瀬戸際なんかも、今回の同行が無ければずっと迷子のままだったと思います。初先生はオンライン上で永年無料のアフターフォローサービスを行っていらっしゃるので、アイテムをピンポイントでお尋ねするならそちらがすごく便利ですが、数を当たること＆自分では目に留まらなかったものを知るという点では圧倒的に買い物同行かなと。今回の同行が秋冬シーズンだったので、次は春夏あたりにお願いしようと目論んでいます。いやはや、本当に楽しかったです…今から次回が楽しみ。
想像の３倍盛るべし
まあ想定内と言えば想定内なんですけど、普段の自分の格好はファッショナブル要素をほぼ無視しているなと改めて実感しました。ほんと、想像の３倍くらい華やかにして丁度良いんだと思う。それくらいの覚悟というか思い切りが必要なので、PDの理解があって背中を押してくれる人と買い物に行くのが良さそうです。
今回の同行で大分解きほぐされたものの、柄に対してはまだかなりの抵抗感が残っていることは事実。まずはボトムで、ベースと柄が同系色であまり目立たない（柄の主張が少ない）ものからチャレンジしたいですね。去年かなり派手なハラコのパンプスを買ったのですが、足元だと意外とそこまで気にならなくて。顔が顔なので、顔から遠ざければ遠ざけるほど主張するアイテムを入れ込みやすいように感じています。あとは、赤みの強い色なら気持ち的なハードルが不思議と低いので、そこから徐々に華やか要素を取り入れていきたいなと。
でも全然診断を落とし込めていないのかと言うとそんなこともなくて、小物はかなりファッの目が養われてきているのを感じました。小市民としては一気にワードローブの入れ替えは出来ないので、基本は手持ちのシンプルな服を活かしつつパンチ小物を身に着けて、巡り合い次第色柄アイテムを入手する、というのが現実的な方針なのかな。PD診断を受けてからは全然服を買えていないので、いつか大爆発する気がします。
装いに柔軟性を持たせること
ナチュフェミ友人が「これはフェミナチュの服かと思った」と口にしたところ、初先生が「TPOに応じて装いは変わる」「例えばデートでちょっと良いレストランに行く時はこれくらいでも良い」と。これ、当たり前なようで忘れがちよなあと思いました。いつも同じテイストでいる必要は無いですし、何の要素をどう取り入れてどう見せたいかによって手に取るものが変わるのは至極当然なわけで。初先生がメインとサブの割合を出さないのも確かその辺りに理由があった気がします。一時期「イメコンくさい」なるワードをTwitterでしばしば見かけましたが、要するに柔軟性が失われた状態のことを指摘する表現なんだろうなと（その表現が良いとも思いませんが）。私はそもそもなんでも似合わないなりにテンションで着ちゃうタイプなんですけど、今後ともあまり縛られ過ぎないようにしたいと感じました。
諦めないで探すという決意
昔から服探しには本っ当〜に困っていました。着れるものが無くて。ウェディングドレスも入らなくてサイズオーダーに救われたくらいですから…でもその悩みを人に言うと「え〜でも最近は大きいのあるよね？」と言われることが多くて、「ねーんだよ！お前私になってみろ！絶望すっから！」と内心荒くれていましたが、それくらいに無い。自分は横にも縦にも大きいから着られる服が無いんだと思っていたんですけど、今回の同行で純然たるサイズのみならず「サイズ感」で更に幅が狭まっているんだと気付きました。世のオーバーサイズを着てもジャストになってしまって、ジャストは窮屈に見えたりボリューム不足を感じさせたりしてしまうんですよね。同行中も「足りない…」「似合うのはわかるけど見るからに私のサイズはない…」となる場面が多かったので、こりゃメゲない強い心が必要だなと。ましてや今はファッ受難。時間がかかるのは当たり前、収穫無しの空振りでも仕方ない、それくらいの気持ちでお買い物に臨む必要があると心に刻みました。でもなんにも無いとメゲるので、帰りに美味しいものを食べるのは自分に許そうと思います。
調和は周囲に喜びをもたらす
同行時、初先生は友人にモヘアニット＆チェックスカートをお薦めしまくっていたんですよ。で、それを彼女に当てた時の「これこれこれです私が欲しかったのは」という気分の高揚が言い表せない位にすごくて。もうセラピーですよセラピー。いや、もっとインパクトが強いな。なんかその空間に幸せになれる麻薬をシュッと一吹き（？）されたような感じというか…よく「美人は居るだけで空気が良くなる」と言いますが、生まれつきの造形云々に関わらず「調和しているもの」って見る側に快の感情を与えるなあと思いました。もちろん外しなどあえて調和を乱す要素はありますが、それも「あえて」だからなんですよね。その調和を元々のセンスでクリエイトできる人もいるけれど、私は鈍いのでこうして丁寧に教えてもらって初めてなんとなく察するレベル。誰かの装いを見た時のなんかいいなあ、素敵だなあ、の背景にあるもの、それは私の場合は調和だったような気がします。時間はかかりそうですが、自分にも人にも優しい調和を目指してゆっくりやっていこうと思いました。
今回も長文にお付き合い頂きありがとうございました。少しでも何か参考になる部分があれば幸いです。そして皆様が満足のいくお買い物ができますように…！それではまた。
