顔タイプ診断で「キュート」「控えめに言ってもフレッシュ寄りのキュート」的な結果になり、多大なる衝撃を受けたことは記事にしました。
キュート…今まで私が着ていた服は正反対のクール…私はこれから一体何を着れば…?と途方に暮れたため、顔タイプ診断をしてくださった先生にショッピング同行もお願いしました。お先にイメージをチラ見せ。
本記事で使用している写真は、オンラインショップで提案されたのと同じor似たような形・色・素材の写真を探してお借りしています。
【概要】
時間
私は午後空きの日があったので、平日15:00〜17:00でお願いしました。全体的にお店が空いていて、とても回りやすかったです。ただ、店員さんの目がちょっとばかし気になったかな。もし試着をあまりしないのであれば、混んでる時間の方が逆に人に紛れられていいかもしれないです。
場所
有楽町(丸井・ルミネ・東急プラザ銀座)
講師の方曰く、このあたりが一番案内しやすいんだとか。テイストの異なるショッピングビルが近距離にあるからかな?
費用
私がお願いした方は2時間8,000円でした。同行してくださる方や内容によって、値段はピンキリだと思います。後述しますが、もっと高くてもいいんじゃないかな?と思った。めっちゃ充実した時間だった。
私のスペック
172㎝/イエベ秋/骨格ナチュラル/顔タイプ(フレッシュ寄り)キュート
リクエスト
クールの服(かっちりコンサバ、かっこいい系、ジャケパン)で生きてきたので、キュートの服がわからない。特に、お休みの日の服。平日は固めでもまあいいけど、週末も休日出勤ですか?みたいになるのが前から気になっていた。カジュアル下手。
【同行の流れ】
待ち合わせ・確認
有楽町丸井の前で待ち合わせ。丸井よりもルミネのほうがテイストには合いそう、とのことで、ルミネへ移動しました。余談ですが、講師の先生とめっちゃ気が合って、もうずーっと喋ってました。寸暇を惜しんで喋っていた。親戚のお姉ちゃんと買い物に来ている感覚だった。最高。
ブランド周遊
回ったブランドは、まずはセレクトショップでUNITED ARROWS、spick and span、green label relaxing。次にADAM ET ROPE、Mila Owen、とんでもない伏兵(後述)、でした。セレクトショップは色々なブランドが入っているだけあって、探しやすい&「これは似合わないわ」という比較がしやすいと感じました。
また、同じ系列のブランドでも、spick and span nobleよりもnobleなしの方が、ROPEよりもアダムエロペの方が、よりカジュアルな服が多いからそちらがおすすめ、などの違いを教えて頂きました。あと、Mila Owenはくすみ色が多いためイエベ秋さん向けだそうです。
以前骨格タイプ別のおすすめブランド一覧を頂いた時にも感じましたが、やはりそれぞれブランドのカラーがあり、「似合うものが多い・少ない」はどうしても出てきます。もちろん「ここは似合わないから見ない!」となる必要はないですが、スムーズなお買い物をするならある程度そういった知識がある方が便利かと思います。
おすすめされたアイテム
おすすめされたアイテムはメモ・撮影しておいたのですが、同一の物がネットではうまく見つからない場合がかなりありました。その場合は、似たようなものを載せています。また、あくまで「私という人間に合うかどうか」という判断基準なので、「ほ〜、こんな考え方をした結果このアイテムになるのね」という程度の認識でお願いいたします。いくぜ〜。
まず、このボディが着ているのは丸々OKとのことでした。
・バッグ(フレッシュ要素)
J&M DAVIDSONのやつで、コロンとした形だけど直線も入っているのでフレッシュ(直線&曲線)向けなんだとか。憧れのブランドなので嬉しい。
・スカート(キュート、ナチュラル要素)
子ども顔にはチェックが似合うため、このチェックスカートもばっちり。あまり広がっているものだと骨格的には厳しいものの、これは比較的下に落ちる&丈が長いのでOK。
・トップス(ナチュラル要素)
骨格ナチュラルはハイネックやタートルニックが合うからトップスもOK。
・帽子(キュート要素)
キュートはキャスケットがハマる。
このボディも。
・カーデ(ナチュラル)ロング丈は全般いけるようです。ずるっとゆるっと。
・デニム(?)デニムは苦手ではないアイテムですが、あまり前面に出し過ぎず、どちらかと言うと控えめ綺麗目に。
・シューズ(ナチュラル)このタイプの靴(おじ靴?レースアップシューズ?)はばっちりだそう。安定性が良いので、私こういうのめっちゃ好きだから良かった。オーダーでもこういうの作ったくらいです。一方で、ラウンドトゥのバレエシューズはキュート過ぎてNG。爪先がポインテッドならまだなんとか。
単品いきます。まずはワンピース。
この柄は顔タイプフレッシュ(直線&曲線両方)の要素が入っているため、おすすめだそうです。自分じゃこんな柄絶対選ばないな…花柄よりもボタニカルの方が合うものが多いとも言われました。なるほどねえ。色もイエベ秋に合致しております。襟が詰まってるの、顔タイプ的には似合うんだけど顔が丸過ぎてきつい。
お次はコート4連発。時期的に豊富でした。一番外に着るものなので1番目につきますよねー。お値段もするし、重要だと思う。
こげ茶はモノトーンにもベージュトーンにも合わせやすくていいですね。羽織ったらとっても顔が明るく見えました。やはりイエベ秋。
こういうくすみピンクもおすすめとのこと。
少し色味を濃いめに。実物はもっとオレンジがかっていました。
カジュアルなものだとこういうのですか?と尋ねたらドンピシャだったので嬉しかった。
ダウン系でもある程度長さがある方がバランスが取れるとのこと。これ、ほんとに良い感じだった。お値段は相当だったけど。
ワンピースいきます。
キュートは柄物(チェック・ストライプ・ボーダー・水玉など)が得意。ナチュラルなのでオーバーサイズ・長め丈もOK。全然話違うんですけど、こういうタイプの途中までボタンがある服あるじゃないですか。これ下までボタンあったら羽織りになって着こなしの幅が広がりそうなのにって思うんですけど、もしかしてお洒落な人はそんなみみっちいことは考えない…?
トップスは(個人的に)意外な色が選ばれました。
「これに焦げ茶のパンツとか合わせたらいいよ!チョコミントの色だから」と言われて、それを聞いた時には思わず笑いましたけど、色の組み合わせとしては間違いないですよね。前掲のくすみピンクコートに焦げ茶だと「アポロチョコ」だそうです。そう考えてみると、配色のヒントって食べ物に多そう。オレンジのビターチョコレートがけとか、コーヒーゼリーのバニラアイス乗せとか。餡バターどら焼きもいいよね。こういうの考えるのは得意です。なぜなら食欲の化身だから。
セーターはまあ大体予想通り。
編み地が細かいものよりも、ざっくりとした表情があるものがいいとのこと。ネックラインだとこれくらいがギリギリかな?深いVはナチュラルには向きません。キュートも丸さを意識した方がベター。
実はこんな色もいけるらしい。
実物はもっとくすんでました。「フードが似合うのはキュート」だそうで、コートもダッフルなんか超おすすめとのこと。キュートはとりあえず「小学生が着てるような感じ」を選べばいい模様です。押しも押されぬアラサーですが、今後は服装選びは古き良き小学生を思い浮かべたいと思います。今時の小学生は駄目、お洒落だから。
個人的に嬉しかったのはこのロングスカート。
オニールオブダブリン!去年あたりに存在を知って、いつか買おう…と睨んでいたものだったので、絶対似合うと太鼓判を押されたので助走がつきました。あとは飛ぶだけ。これはかなり目立つチェック柄ですが、抵抗がある方は小物で取り入れるのがいいんだとか。ジョンストンズの大判ストール購入意欲にも拍車がかかってしまうではないですか〜。ああ恐ろしい。でも、上質なカシミヤのストールって下手したらコートよりも役者が上ですからね。注ぎ込む価値があるアイテムだと思っています。
さて、ラストはバッグ。
スクエアですが、キャンバス地でカジュアルなのでナチュラルにもOKらしい。斜めがけが似合うのは断然キュートだそうです。それと、これはキュートだったかナチュラルだったか失念しましたが、バッグがあまり目立たない方がいいんだとか。あと、所謂カゴバッグだとかわいすぎるかも、と言われました。こちらはフレッシュ要素かな?しかしこれ、私が持った時はもっと小さく感じたが…比較対象が違うとここまで違うのか…
で。でですよ。ここで伏兵が草薮から飛び出てくるわけですよ。槍を持って。「あのね、今日早く来てこのへんを◯◯さんの顔を思い浮かべながらぐるっとお店を回ってたんだけど、ここ絶対似合う!っていうのがあったのよ」「え、どこですか!?」「MARGARET HOWELLなんだけど、着たりする?」
…ぬりかべ爆笑。なぜなら、クウネルをきっかけに一時期母と私でハマり、形違いのコートを3着買って妹含め3人で着回していたからです。そこに帰ってくんのかー。そうかー。今はもう全く着なくなっていたけど、そうかー。感慨深い。一周回ってマーガレットハウエルか。
先生はこいつがハンガーにかかっているのを見て、ビビッと来たそうです。
細かく言えば、このインに白シャツを合わせたもの。これにバーっと歩み寄って、店員さんに大きいサイズがあるか聞いて、あるとわかったらお礼だけ伝えて速攻で店を出たらしい。
で、ボトムはこれ!と指定された。
プリーツスカートなんて…あなた…ぬりかべにプリーツスカート…プリーツは割と難しいデザインらしく、私にはある程度張りがある厚手の素材が良いとのことでした。確かにシフォン生地×プリーツは何をどう考えても無理。プリーツスカートは基本ウェーブさん向けで、その中でもある程度背が高い人向けらしい。選ばれしプリーツスカートの民。
試着タイム
問答無用で試着室に送り込まれる私。beforeはグレーのジャケパンに薄めのカーキのブラウスでした。写真はないので皆様の想像力に委ねます。で、着てみた。
うーん、そりゃまあ(服は)かわいいとは思いますが、似合ってるという実感は…?整った人が着ればいいけど、私が着たら野暮ったいのでは…?そう、私は「野暮ったさ」に恐怖していて、「垢抜け」に憧れる人間です。大学入学時に周囲がキラキラ女子ばかりだった心の傷がまだ癒えない。もう10年も経つのに…講師の方は大絶賛してくれましたが、自分ではなかなか腑に落ちず。またもや「キュート」と自意識の壁に阻まれるぬりかべ。マーガレットハウエルまでは…こんな伏兵が出てくるまではまだ理解できたのに…
【周囲の反応】
自分が自分のことを一番よくわかってるなんてよく言いますが、あれは半分当たって半分当たってないと思っています。なので、理解できない残りの半分を埋めるために周囲に写真を送りつけてみました。
まずは彼氏。普段は私の服を褒めることはまずない輩です。髪を切ろうが化粧を変えようが何も気付かない。
まじかよ。
そんなこと普段言わないじゃん…
辛口な妹。アパレル店員。
まあプリーツスカートなんて制服でしか着たことないからねえ…妹は常日頃のファッションもかなり目立つ系です。ブルベ冬×アクティブキュートの為せる技。なので、その目から見るとプリーツスカートはあまりしっくりこなかったみたい。
でも、トップスはいいんだ〜。こんな組み合わせしたことない。シャツはシャツ!ニットはニット!ノースリニット(しかもタートル)なんていつ使うの?♡クリスマスおデートの素敵なレストランでコート脱いだら二の腕モロ出しセクシー作戦♡ですか???東京カレンダー???というレベルのファッション理解ですので。自分にとっては非常に新しかった。
【感想】
似合う、が朧気ながらわかった
彼氏と自分の服の趣味が合わないと思っていましたが、趣味が合わないのではなく、単に私が自分に似合わない服を着ていたのでは…ということに気付いてかなりの衝撃を受けています。顔タイプ診断でも衝撃でしたが、衝撃再び。ぶん殴られまくってます。そういうものこそ学びが大きい。自分の場合は目指したいテイスト(かしこい・仕事できる感)ばかり手に取り、我が顔面の子どもっぽさを完全に無視していた模様です。
診断物ってややもすると「着るものがない!」「これが好きなのに合わないから使えない!」などといった事態に陥りがちだと思います。ですが、勝手な思い込みや現実の無視から脱却し、装いの幅を広げる手段としてとらえれば、これほどまでに心強く、また楽しませてくれるものはないのではないでしょうか。
同行後、アドバイスを踏まえて憧れのブランドから欲しいものをピックアップしてみました。
Burberryはもちろん良いし、スコットランドだけどONIEL of DUBLINも良い、そしてChurch’sなんて溜息が出る程良い
— ぬりかべ (@kataru_nurikabe) October 26, 2019
そして愛する007…最高… pic.twitter.com/VYdhakiNnv
うん、自分の好みに合わせられた。お金ちゃん、お空から降ってきてもいいんだよ…?
診断物コンプはやはり強し
先生いわく、これまでショッピング同行は何回もしてきたが、パーソナルカラー・骨格・顔タイプの3種類をコンプリートしている人はいなかったそうです。先生が診断物を教わった先生にも「全て身に付ける方がトータルで提案できるから良い」と言われて全て習ったとのことでしたが、やはりコンプしている私はとにかくアドバイスがしやすかったらしい。顔タイプだけ、骨格だけ、という人よりも、総合的に判断ができる。結果、より似合う物を伝えられる。ということで、改めてコンプの重要性を実感したとおっしゃっていました。とはいえ、比重として一番大きいのはやはり顔タイプみたいですが。
仕事上の「雑音」を消せるかもしれない
私は顔タイプがキュートだから、本来はめっちゃ舐められるタイプだそうで。そうならずに済んでいるのは、身長の高さと眼鏡のおかげ、とのこと。身長が緩和してくれていたとは…たまには役に立つな。
働く女性(特に若い人)で、自分の外見が不利だなあと思われる方って少なからずいらっしゃると思うんです。キツく見られるとか、頼りなく見られるとか。それは裏を返せばしっかり見えたり若々しく見えたりするのだと思いますが、「どういった印象を前面に出したいか」を考えるにあたっては、ショッピング同行や各種診断をお願いすることはかなり重要だと感じます。もちろん元々持っている個性や印象を180度変えることは難しいにしても、その出方や雰囲気を変えることは不可能ではないはず。専門家かつ第三者的な立場の方のアドバイスはやはり頼りになるなと感じました。フリーランス強し。
講師の先生のご準備に敬服
先述しましたが、事前にブランドのリサーチ、顔を思い浮かべながら「ここが合いそう」と狙いを定めてくださっていたとのこと。つまり、日程調整+事前リサーチ+資料作成+知識経験+同行=価格なんですよね。そう考えると、非常にお値打ちだったことがあらためて実感できるなと。頭ではわかっているようでいながらも、価格を見るとつい時間換算してしまうんですけど(守銭奴だから)、その背後にある多大なる蓄積とそれにかかった時間を忘れないようにしなきゃなと思いました。ありがたいことです、ほんとに。仕事とは言え。
今回もまた長々と書いてしまった…ブログを始めてから、暇で困るということがなくなりましたね。書きたいことが腐るほどあるので。移動時間は(元気があれば)すかさずブログ。でもまあそれだけ日々色々なことに感動したり嬉しくなったり考えさせられたりしてるんだと思うと、本当にありがたいことだなあと思います。別にそんな幸せ体質なわけではなくて、友人や家族にはお祓いに行けと言われたりするんですが。当ブログを読んでくださっている超貴重な皆様方の愛でようやっと生き延びています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします…心から…
それではまた!