またかよと思われる方もいらっしゃるかもしれません。またです。顔タイプ診断結果のキュート(フレッシュ寄り)を受けてショッピング同行もして頂いたのですが、まだ理解が十分ではないので追加で勉強しに行って参りました。今回はフェイスマッチなる技法を学習。お先に完成品の画像をば。
こんな感じです。本当は私の顔の切り抜きをこれに載せて写真を撮ると読んでくださる方にもっともっと伝わりやすいのですが、流石にそれは難しく…無念…
今回もやたらめったら長文になりそうですが、お時間と元気がございましたら是非お付き合いくださいませ。
概要
予約
今回はストアカではなく、先生との直接のやり取りで受講する運びとなりました。ストアカで一度講座を受けると、大体最後に先生と直接連絡を取る方法を教えて頂けます。なお、この先生とお会いするのは3回目で、気心知れた間柄になりました。
一度目は顔タイプ診断(グループ)。
受けたのはこちらの講座です。頼まれてもいないのですが、勝手に宣伝。
二度目は顔タイプ・骨格・パーソナルカラーに基づいたショッピング同行(マンツー)。
で、今回(3回目)。
場所・時間
有楽町の不二家レストランで、平日夜の19:00〜20:30。夜に予定を入れると仕事の区切りが(無理矢理にでも)付くのがいいと思う。
人数
先生おひとり、受講者私1人。キャンセルが出たため、再びマンツーマンという贅沢な環境になりました。顔タイプ診断の時もそうですが、基本的に診断物はグループレッスンの方が各々の個性や違いが明確になるのでわかりやすくなると思います。マンツーに比べて割安ですし。ただ、やはりマンツーは丁寧に見て頂けるので、「この先生!」というのがわかっていればOKじゃないかな。私は前回のショッピング同行で完全に「親戚のお姉様とのお買い物」感があったのでバリバリ大丈夫でした。
持ち物
・3㎝四方程度の顔写真
・好きな雑誌2冊
・ハサミ
この「好きな雑誌2冊」というのが悩みどころでした。愛読していたOggiはキュート・ナチュラルには向かないことは歴然としていたので。もちろんパーソナルスタイリング式ではなく業界式で考えるには私の実現したい方向性の参考になるのですが、顔タイプ診断で使用するには明らかにNG。なので、普段は手に取らないMORE・Spring・リンネルにしてみました。MOREは平均的な働く女性像かなと予想。ぱらっとめくったSPRINGは、このカジュアル感がフレッシュに合いそうかも、と。リンネルはキュート、もしくはフレッシュで曲線が多いタイプにおすすめとのブログ記事を読んだので買ってみました。3冊ともBOOKOFFで購入したのですが、楽天ペイが使えるのですねー!これで期間限定ポイントの使い道に悩まずに済む。私はBOOKOFFの百円コーナーしか見てないのに会計が5千円を越えたことがある活字中毒女なので…今はあまり読めていないのが悲しい。
顔写真
顔写真は3㎝×3㎝との指定があったので、とりあえず証明写真の残りを持参しました。それと、念の為に自撮りを大きさ・表情違い(真顔・笑顔)で何枚か印刷して持って行きましたが、証明写真ばっかり使ったのであまり必要なかったかな。
フェイスマッチとは?
雑誌のモデルさんに自分の顔写真を当てはめて、顔タイプに合う装いを探す方法です。よく小中学生が教科書だのなんだのに施すアレをイメージして頂ければすぐにおわかり頂けると思います。つまり、超原始的かつ簡易的な合成写真を自作するわけですね。
私のスペック
顔タイプはフレッシュ寄りのキュート。イエベ秋、骨格ナチュラル。身長172㎝で肩幅しっかり&がっちり。黒髪ショートボブ。
さあ、やってみよう!
ひとつずつ見てみる
雑誌のモデルに自分の顔写真を載せ、「合っている」と判断されたものを切り抜いていきます。まずはこれ。
これはほっといてもしそうなコーデ。コートはAラインで丈長め、キャメルと各診断結果にわかりやすく合致。インのトップスとスカートはタイトな感じなので、コートを脱ぐとちょっと難しそうですが、好きな色の組み合わせです。スカーフ遣いが参考になる〜。小物は体格に囚われないから好きです。
私にはジャンバースカートが良いらしい。前回の記事にも書いたような記憶がありますが、「子どもが着てるようなやつ」というのがキーワードだそうです。色味はイエベ秋ばっちりな感じですね。
これはまず自分じゃ選ばないなー。実はスカートの柄はそこまで合うデザインではないそうですが、顔周りから離れていることや、比較的ハリのあるプリーツなことからOKだそうです。色味はこちらもOKな感じですね。
これは自分でもできそう!スカートは普段はまず手に取らない色ですが、例えばこれをブラウンにすれば全然いける。ファーバッグもころんとしていてかわいいですね。ついついスクエアな形を選んでしまうのですが、丸さがあるものにも惹かれるようになりつつあります。ウエストマークのベルトはあんまりしないかな…それだったらウエストインしちゃうかも。これは真似っこしやすくて嬉しい。
これを切り抜いた後、先生に無理矢理ベレー帽を被らされて写真を撮られました。わざわざ持ってきていたらしい。そして、あまりに似合うと笑われた。お安いものからチャレンジしてみるかなー。ダークトーンで髪色と馴染ませればトライしやすいかもしれない。
チェックのロングコートかわいい!しかも黒髪ショート!なんて私向き…ヒールは履きませんが、ボリュームがある足元は好きなのでいずれ何か買うと思います。出会い次第。いやー、しかしこれはやってみたいコーデです。ふんわりしたラインだし、チェックだし、キュート王道ですね。今気付いたけどこれパンツも共布かな?おしゃれ〜。
Iラインで高身長がさらに際立ちそう。厚手の生地、色味、どちらも自分に合うと思います。ただ、靴下などという難しいアイテムは遠ざけていると話したら、タイツ合わせでもいいんじゃない?とのアドバイスを受けました。うん、そっちの方がやりやすい。あと、タートルは丸々とした顔がより目立つので苦手意識があります。骨格ナチュラルは似合うと言われていますが、物にもよると思う。少なくともピタッとした物は駄目です。
こちらは上が割とかちっとシャツ、下がプリーツスカートと、テイストの異なった組み合わせですね。スカート丈は(靴下も履かないし)もっと長い方が着やすいんですよね、と呟いたところ、骨格ナチュラル的にも身長的にもロングの方が合うよと言われたので素直に喜びました。半端丈は難易度が高い。
これはパッと見てかわいいな〜と思った。ジャンバースカートだし、チェックだし、ロング丈だし、色味もばっちりだし、パーフェクト。足元のフラットシューズも良い。普段の装いとはかなり趣が異なりますが、なんだかスッといいなと思えました。やはり色でかなり違う気がする。
ラストはこちら。ふむふむ、またチェックですね。ネイビーとブラウンの組み合わせは自分ではまずしないと思うので、こういうのは参考になります。タイトスカートは基本的に似合わないけど、これは上のチェックでカバーできてると聞いたような記憶があります。色合わせを変えたらもっと抵抗がなくなるかな。
全体を見てみる
これらを一枚の画用紙に貼ると、こうなりました。
先生は余程私とマーガレット氏とのマリアージュがお気に召されたようで、次々と私の顔写真をモデルに当てはめて「見てこれ、めっちゃ似合う〜」「店員にいそうだもん」「もう全部これでいいよ」などとのたまっていた。この写真で言うと丸で囲んだのがマーガレットハウエルですね。
独特な存在感を放っている。なお、この画用紙においては中央付近がドンピシャのもの、周辺に行くにつれて似合う度がやや下がっていくように配置しております。
マーガレットハウエルのカタログをチェックし終わってからはリンネルを見ていました。リンネルで提唱している生活スタイルや理念はかなり好きなんですけど、装いとなるとまた話は別で。ほっこりし過ぎちゃう気がして。私は垢抜けたいのだ。でもねー、あるんですよ。リンネルに。顔に似合う服が。リンネルから切り取った物はこちら。
マーガレットハウエルで「私の傾向」が見えてきていたので、リンネルでは比較的すんなりと「似合うであろう物」がわかるようになってきて我ながら驚きました。「好き」ではなく、「似合う」が見えるようになるんですよ。と同時に、悲しいかな「好きだけど似合わない」もめっちゃわかるようになる。顔タイプクールの服、わかりやすく言えば爪先の尖ったピンヒールに直線の多いスーツとかもう本っ当に顔が浮くんです。あんだけ好きでやってた格好なのに…こんなに似合わない格好してたのか、と愕然としましたね。ちびまる子ちゃんのように顔に縦線が入る。
その後、先生が持ってきてくださった雑誌から何枚か選びました。
どちらかといえばこのへんの方がトライしやすいので、スモールステップの観点からは非常に有益でした。そして結局MOREとスプリングは全く使わなかったという…マーガレット氏とリンネルが私の全てでした。
こぼれ話
生地感で「かしこさ」を出す
「かしこい&やさしい」が自分の理想だと話したところ、先生からは生地の選び方が肝要だとのアドバイスを受けました。やわらかい生地だとどうしてもカジュアルになりやすいので、ハリのある生地を選べばしっかりした印象を与えられるとのこと。肌の質感や骨格ナチュラルなのも影響しているのだと思いますが、元々がとろみのある生地よりも麻や綿100%など地厚で風合いのあるものが得意だなと自覚はしていました。今後も引き続きその路線で行こうと思います。
今後の買い足し計画
今回のフェイスマッチで自分に足りない要素は「甘さ」だということが非っ常〜〜〜によくわかったので、今後は甘さを意識してお買い物をしていこうと思います。あれだけパンツ派だったのに、スカートの方が顔に合うということも実感してしまった。何年かかけて、気長にクローゼット改革を進めるつもりです。とか言いつつ、速攻でこれ買いました。
甘~い!顔タイプ診断受けなかったら絶対に選ばなかったです。店員さんに「お世辞とかじゃなく、本当に似合ってる」「普段はこういう感じのお洋服じゃないんですか!?」と言われたので、多分相当はまってるんだと思います。試着が終わって元々着ていた服に着替えたら「なんか違う…」となった。まじかよ。
あとこれこそ余談なんですが、ロペピクニックはサイズがML展開なのでそもそも足を踏み入れたことがなかったんですよ。LLでも入らないことが多々ある私に縁があるブランドではない!と思って。でもこのジャンバースカート、まさかのMサイズでいけました。最初は当然のようにLサイズを試着したんですけど、「なんかでかくね?」となり、恐る恐るMを着たら普通にいけた。まじかよ(二度目)。基本的に肩幅がアウトな原因だったので、肩がないこちらのお品は何の問題もなく着られました。肩幅…お前はどうしてそんなに私を悲しくさせるんだい…?とか言いつつも、これなら着られる可能性がある、という判断基準がまたひとつ増えたので良かったです。
眉毛の変貌
これもまた顔タイプ診断とは全然違う話なんですけど、マイテーマなので許してください。眉毛です。この日、先生とお会いした時の第一声が「メガネ変えた?」でした。いえ、変わらずです、とお答えすると、「眉か!眉だね。柔らかい感じがするから、メガネ変えたかと思った」と。さらに、「顔タイプ診断の時は眉毛も服もキリッとした感じで、眉毛が目立っていたけど、今はすごく自然だよ」と。リピートアフターミー、自然。私には形もさることながら、やはり脱色だったのですね…ただ、気を抜くとすぐに伸びる&生える=黒々しく生命力が溢れ出してくるので、眉毛チェックは少なくとも週1で行おうと思います。これでやっと眉メイク講座に行ける。今までは引き算だったけど、これからは足し算です。次のステージに進んだ!
感想
とまあ、フェイスマッチはこんな感じでした。自分の顔と合う服装についての理解が本当に進んだので、めちゃくちゃ受けて良かった。パーソナルカラーや骨格診断も大事ですが、個人的には顔タイプ診断(含フェイスマッチ)がダントツで勉強になりました。もし限られた予算の中で診断を受けるなら、独断と偏見に満ちた優先順位は①顔タイプ②カラー③骨格だなあと思います。顔タイプはファッションもメイクも大体の傾向が掴めるから最もコスパが良いと思う。
なお、一番理解が難しかったのも顔タイプ診断です。だから診断→ショッピング同行→フェイスマッチ、と3ステップも踏んだわけですが。元々私は割と諦めが早い方で、パズルとかクイズなんてちょっとやってわからなかったら速攻で放り出す人間なのですが、顔タイプ診断は違いました。大袈裟ではなく知る喜び、なぜだろう?という純粋な疑問、もっとわかるようになりたい!という欲求、そして何より教えてくださった先生のお人柄や魅力が、学び続ける背中を押してくれたのだと思います。
内容を変えながらとはいえ同じカテゴリの物を三度も受講し、ここまで大きな成長が実感できた今になってみると、「わかったつもりにならない」というのはきっと大事なことなんだろうなあと。また、高い壁の先には必ず得るものがあるんだなあと。しみじみ。ファッションやメイクって世の森羅万象の中ではどちらかと言うと割と軽い物にカテゴライズされる気がしますが、んなこたあない。「何を通して世界を見るか」だけの違いであって、「一芸に通ずる者は百芸に通ず」という諺はきっとこんな時に使うんじゃないかと思ってみたり。
ちなみに以前受講したセルフスタイリング理論で言えば、顔タイプ診断はパーソナルスタイリング式にあたります。
顔タイプ診断も含め各種の診断物は基本的に「自分の生まれ持ったものを活かす」方略であり、「なりたい自分になる」業界式とはアプローチが異なります。しかし、先述したように"かしこさは生地感で"などの工夫により、2つのアプローチを統合することは十分に可能だと感じました。思うにこれらは車の両輪的な存在で、どちらか一方だけではバランス良く走るのが難しいのでしょう。
いやー、面白かった顔タイプ診断。とりあえずこれにて打ち止めの予定ですが、他にもまだまだ気になるものはあるので…ストアカ荒らしは延々と続きそうです。えへ。それでは!