語るぬりかべ

語るぬりかべ

ぬりかべ体躯のアラサーが、美容と日々の暮らしに奮闘しつつ楽しみを見出す記録。

女、齢二十八にして、はじめてこんしぃらぁに巡り会ひたり。

こんなタイトルにはしてありますが、昔から肌悩みは尽きなかったので割と早い段階でコンシーラーそのものには触れております。経歴詐称だな。でも、その時使ったのが練りタイプだったんです。こう書けば皆様もうお察しだと思うのですが、全くもって使いこなせない。塗らない方がまだマシ。なので、一度使って「無理!」となってしまい、それから今に至るまで二度とコンシーラーを手にすることはありませんでした。

 じゃあなぜチャレンジする気になったかと言うと、眉サロンのお姉さまのアドバイスでした。お姉さんいわく、コンシーラーは適当に描いた眉の輪郭を整えるのにも使えるから一本持っておくといい、と。そして買うなら液状という表現で合ってますか?眉マスカラみたいな外見で、中はチップになっているあれ、あれがおすすめだと。そうなんですねー、今プチプラでもいいのありますもんねー、などと言い合っているうちに、すっかりその気になったのでした。

 翌日に友人と新宿で待ち合わせまでの間にふらっと入ったIT’S DEMOで偶然見かけて、安いし@コスメ上半期一位だしきっと良いよね!と思って買ったのがこちら。事前準備の無い買い物は避けるようにはしていたのですがね…タイミングありきだな。

ミシャ ザ コンシーラー KUMA

ミシャ ザ コンシーラー KUMA

 

これの色違いで、なんか色々使えるやつ。初のMISSHAです。クッションファンデのイメージしかありませんでしたが、色々出てるんですねー。しかも安い。千円札でおつりがくる。まあそりゃデパコス系の優秀なコンシーラーとかも知ってはいましたよ、NARS様とか。でもアイシャドウベースの時同様、この私が化粧の工程を増やせるのか…?と非常に深く疑念を抱いたので、とりあえず手に取りやすいお値段のものからトライしました。良けりゃまたいいやつを買えばいいのだ。

結果。すげえなコンシーラー。悪目立ちすることなく綺麗に隠れるよ…持ちとかは私はよくわからんけど、少なくとも塗ってしばらくは隠れてた。運動しちゃったし顔も拭いちゃったからコンシーラーどころか化粧そのものががっつり取れてしまったけれど、普通に生活してたら普通に大丈夫だろう。ほえー。なんというか、常日頃粗を晒して生きてきたんだなあ私、という感じ。まあそれはそれで別にいいんですけど、自分がこんな肌になれるなんて知らなかったよー。全然違うじゃん。物心ついたころにはもう結構荒れてたもんなあ…世の中の商品ってすごいなとしみじみしてしまった。

 

実際割とよくあることだと思うのですが、一度うまくいかなかったからと言ってそのカテゴリの物全てと距離を取るって、すごく幼稚な反応だったなあと反省しました。考えてみれば、1人の男性と破局したから「もう男は勘弁」とか、何があったか知らんけど「だから女は駄目なんだ」とか言う人と本質的には同じじゃないですか。世の中には星の数ほどの人間がいるのに、たまたま出会ったサンプルだけでそこに属する全ての評価を決めるってめちゃくちゃ傲慢だし、浅はかだなあと。それに、何よりもったいない。素敵な出会いや学びのチャンスを逃しまくってる。世の中にはきらめくものがいっぱいあるのだー。

こういう羽目に陥らないためには、なぜそうなったのかを丁寧に紐解いていく作業が必要なのかなと思います。なんでもかんでも短絡的に「良い!」「駄目!」ではなくて、「この商品のこういう点が私の肌のこういう特徴と合致していたので良い」とか、「あの人のああいった面は私のこういう考え方と違うから意見が合わないな」とか、相手と自分の双方を客観的に分析することで、相手も自分も否定せずに済む。それを的中されるにはきっと高度な見取りの目が必要で、一朝一夕にできることではないのかもしれませんが、少なくともこういった姿勢で人や物事と関わろうという心構えはできるはずなんですよねー。わかっちゃいるけどなかなかねー。でも、自分を救い、道を広げる手立てだと思うので…今後とも気を付けて生活しようと思います。とりあえずコンシーラーちゃんとしばらく暮らしてみます。よろしくな!!!